国指定重要文化財

この橋は竣工以来百七十余年を経過しているが現在でも頑強で美しい姿で三重川をまたいでいる。この橋のできるるまでは三重郷一万石の年貢を届けるにはどうしても両岸が急なこの川を渡らねばならなかった。川岸に着くと牛馬の背から荷をおろし、その荷を担いで急坂を下り飛石を伝って、対岸の断崖の間をあえぎ登り、ふたたび牛馬の背に負わせて城下(臼杵)をめざして行ったと考えられ、その苦労は大変なものだったと思われる。
文政七年(1824)



「虹澗橋」

三重町柳井瀬

文政七年(1824)

橋長31.0m 橋幅6.5m 径間25.2m 碑あり

三重川