「明正井路第一拱石橋」

六連水路橋




ローマの遺跡を思わせる大きな水路橋
高千穂へ通じる県道8号に架かる日本最大規模の6連石造アーチ橋

~九州農政局のサイトより~
明正井路は、祖母山麓からの豊富な水を集めて流れる緒方川の水を竹田市入田出合で取水し、緒方町と清川村を灌漑する。幹線の総延長は48Km、分派した用水路の総延長は127Km灌漑面積2.323ha、うち開田面積498haという大規模なものである。井路は、緒方川のかなり上流から引水したため、谷は橋を架けて越え、山は暗渠で掘り進んだ。水路橋は17基を数える。これほど多数の石橋を用いた大規模な灌漑施設は全国的にみても珍しい。1号・2号幹線は7年半を要し、大正13年竣工している。「明正」の名の由来は、明治・大正時代に水路橋など一連の施設が計画・工事されたことによる。

橋長89.2m 橋幅2.8m 石橋の水路橋としては橋長、アーチ数ともに日本で最大規模