宇佐市

高森城跡

「黒田家譜」には、豊臣秀吉の九州平定後の天正十五年(1587)七月、豊前六郡に入部した黒田官兵衛孝高が、弟の利高を宇佐郡に派遣して築かせたとあります。
この黒田氏の支配と共に宇都宮鎮房をはじめてとする在地土豪の反乱が起こり、高森城は宇佐郡と豊後境の一揆を鎮圧するための軍事的拠点であったものと考えられます。
以後、慶長五年に細川氏が入国し、宇佐郡支配の拠点を安心院龍王城に移すまでの間、存続していたものと思われます。
~説明板より~